明けましておめでとうございます

昨年は、宮崎の口蹄疫、夏の高温、鳥インフルエンザ発生と畜産業界にとって大変厳しい一年でした。
しかし今年は、昨年以上の危機感をもって対応する必要があります。

それは、昨年11月に再発した韓国の口蹄疫です。

昨年4月時点で、すでに77万9千頭の牛・豚が殺処分され、今なお拡大しています。

鳥インフルエンザも発生、12000羽の鳥が殺処分されました。
しかしこれだけ重要な問題が、国民にはなかなか伝わってきません。
それどころか、「格安料金で韓国に行こう」と旅行代理店の公告が毎日のように掲載されています。
また農林水産省のホームページでも12月27日以降、更新されていません。

本当に、この国に危機管理があるのか疑いたくなります。

韓国と日本は、人的交流だけでなく物流も多く行き来しています。
アメリカやカナダからの乾草の多くは、韓国釜山港を経由して日本の港に入ってきます。
島根県も隣の浜田港で陸あげしています。
日本のどこで口蹄疫が発生しても不思議ではないのです。

当牧場では、消毒の徹底を実施していますが、口蹄疫が日本に上陸したら個々の農場は無理です。
もっと国に危機意識をもって欲しいものです。

今年はうさぎ年です。
うさぎはぴょんぴょん跳ねて景気も良くなると言われますが、童話の「うさぎとかめ」のように気を許すと一人取り残される恐れもあります。
今年一年、気を引き締めて行きたいと思います。

本年も宜しくお願い致します。