牛肉セシウム汚染問題について思う…

高濃度の放射線セシウムに汚染された稲ワラを与え、内部被爆した牛肉から高濃度のセシウムが検出されたことにより北海道を除く東日本の牛肉が4分の1程度に大暴落しています。

西日本では米の収穫後、年内にワラを取り倉庫に入れますが、乾田で気温の低い東北では、翌年の春までかけて収穫します。
そのため、原発の事故以後の収穫した稲ワラから高濃度のセシウムが検出されました。

問題は、30㎞の避難地域や計画的避難地域のワラなら理解できますが、50㎞以上離れた白河市や160㎞以上離れた一関市などで収穫されたワラに高濃度セシウムが検出されたことに問題があります。

国はそのことを知りながら公表しなかったため起きた問題です。
逆に言えばホットスポットといわれるそれらの地域では多くの人間も内部汚染されている可能性が高いと思います。 

松永牧場では、アメリカ産チモシー、オーストラリア産オーツヘイ、中国産稲ワラを購入し、すべて倉庫の中で保管し牛に与えています。